虚弱体質の保育士がつづる話

保育士生活のこと、体質改善のこと、ゆるりと。

甲状腺機能低下症ともう一つの隠れ病

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保育士4年目に、疲れや体のダルさの原因は橋本病(甲状腺機能低下症)であることが分かりました。それから治療が始まりました。

 

甲状腺機能低下症の治療

  • 定期的な通院で血液検査、甲状腺のエコー検査
  • 毎朝起床時にホルモン補充薬を服用

足りないホルモンを薬で毎日補っています。薬は「チラージン」というホルモン補充薬を服用します。私の場合はチラージン50mgからスタートしました。

 

初めは1ヶ月に1回通院し、血液検査の結果でチラージンの量が合っているか確認をしていました。

薬を飲み始めてしばらくすると、疲れやだるさが少しずつ取れていく感覚がありました。これで少しは楽になっていけるなぁ、よかった...。薬が合うことが分かり2〜3ヶ月に1回の通院になりました。

 

しかし半年を過ぎてくると、再びだるさが襲ってきます。

はじめは、新年度が始まって疲れが出たのだと思っていました。その年は、新卒保育士とクラス担任をしていたので無理をしてしまったのかも、と。

ですが、梅雨の低気圧にも体がついていけず、珍しく頭痛がしたり目眩がしたり

 

梅雨が明けると、保育園ではプールが始まります。

炎天下の中で子どもたちと一緒に外に出て、保育士は見守ります。照りつける太陽の下、1時間近く外にいます。部屋に戻ると疲労感でクラクです。子どもたちがお昼寝をしている傍で私も一緒に横になっていました。動けない...。

これも夏の暑さのせいだろう、と思っていました。体重もどんどん減っていきます

 

平日無理をしているので休日はぐったり動悸が激しく、日中は全く動けません。夕方になると暑さも和らぎ、ようやく活動を始めるというリズムになっていました。こんなにひどい夏バテは生まれてはじめてでした。休日が終わる頃、翌日は仕事に行けるのかな?と不安なくらい体がだるかったのを覚えています。

 

血液検査結果では、ホルモン値が過剰になっていました。体調がキツかったのはそのせいだったようです。チラージン服用を止めることに。しばらくすると体が少しずつ楽になっていきました。

 

しかし、次の検診ではホルモン値が下がり始めている結果に。チラージン25mgを服用します。

 

そして次の検診では、かなりホルモン値が下がっていました。チラージンを50mgに変更します。

 

この状態が1年半続きました。これまでの傾向を見ると、どうやら私はホルモン値が上昇したり下降したりを波のように繰り返しているようです。その上昇時期にチラージン服用と重なるとホルモン値が過剰になり、夏に経験した辛い症状が出てくるようです。それはバセドウ病の症状と似た症状でした。

 

原因は、私が「無痛性甲状腺」を引き起こしていたからです。

上昇した後には自然に正常な値に戻ればいいのですが、私の場合は低下し過ぎてしまうので、しっかりと薬で補う必要があります。

 

無痛性甲状腺炎ということが分かると、通院回数を増やしチラージンを調整していきました。12.5mg、37.5mg、50mg、75mg、、、。安定するまでは、その度にホルモンが過剰になったり、欠乏したり。

 

その時に起こる辛い症状は、ホルモン過剰時による体のだるさ、動悸です。そしてホルモン欠乏時による月経過多。これは本当に辛いです。私は元々月経量が多いのですが、欠乏になった時にはそれを上回る月経量でした。例えば、一番多い日。仕事中に夜用ナプキンが15分で~30分で限界でした。何度もトイレに駆け込み、仕事に集中できず辛かったです、、、。その時は異常だと思って婦人科で検査をしました、、、。

 

 

 

今現在は薬の調整がうまくいっていて、体調も安定しています。ここに至るまでが本当に長かった、、、辛かった、、、。ようやく安定して、ほっとしています。

 

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